橘紅緒・宝井理人『セブンデイズ』

めっちゃよかった･･･!!
宝井さんの緻密で繊細な絵と
橘さんの作風は本当に合っていると思いました。
１ページ１ページの描き込みも素晴らしい。
もううっとりしながら読んでしまいました。
季刊誌ってのもあるかもだけど、完成度が高いのかな～。

高校生モノ。後輩×先輩。
ちょっぴり王子様同士な感じ？
宝井さんの描く男の子が大好き!!

ストーリーも橘さんの自身の小説の全寮制なんちゃら～のような感じではなく
舞台が割と普通の高校なので違和感なく読めました。
いや、宝井さんの作風なら全寮制でも読める気はするけど!!

この絵柄が好きな人には間違いなく買いです。
あ、でも続きモノなのでそこは注意が必要かも。
いつ2巻出るのかな･･･。。

セブンデイズ―MONDAY→THURSDAY (ミリオンコミックス 42 CRAFT SERIES 22) 宝井 理人 大洋図書 2007-09-01 by G-Tools

児島かつら『蜂蜜の味』

sさんからお借りしましたｖ

なんか日常っぽい感じが良かったです。
日常を切り取った感じのような作品とか。
1番好きなのは52才×17才ですが。。
いや、あれって17才×52才じゃないの？どう見ても年下攻めだったよね？
さすがにプラトニックだったけどね!!

まーでも･･･
毒がないなあ･･･笑
マーブルなのにね。すごくさらさらーっとしていました。絵柄も。
味は完全にディアプラスでした。
6編入っている短編集なのもあるのかなあ。
もうちょっとコクが欲しかったーというのはあります。

でもまあ表題作（４編目）から、ちょっと変わってきたなという印象も。
2作目を期待したい作家さんです。

蜂蜜の味 (MARBLE COMICS) 児島 かつら ソフトライン 東京漫画社 2007-02 by G-Tools

伊坂幸太郎『重力ピエロ』

めっちゃ面白かった･･･!!

フォントをオレンジにしちゃうほど。
あー･･･これは伊坂本の中でも1位2位を争うくらい好きかも。
ミステリーなんだけど、家族愛なんです。
ちょっぴり曲がった読み方をできるのも嬉しい･･･!!
泉水受けだよね･･･？お兄ちゃん大好き・笑

あらすじはまあおいといて
この話は短い章みたいに分かれています。
何個あったんだろ。３０個くらい？もっとある？
だから分厚いけどすごくテンポが良かった。
過去のエピソードがところどころに入っているのですが
こういう書き方だったので、まったく混乱しなかったです。

そのエピソードの１つ１つが面白い。
父・母・泉水・春･･･全員が全員すごく特徴的。
とにかくどんどん読み進めていきたい面白さがありました。

この作品は「遺伝子」が重要視されています。
アデニンとかシトシンとか、詳しい説明もあったりして。
自分は生物Ⅱまでやっていたので、大体わかりました。
だからこそ･･･この作品に親近感湧いたのかなあ。。
遺伝子はとても面白いです。
この作品を読んでいたら生物ももっと面白かったんだろうなあ。

まあ･･その遺伝子との絡みですが
最後の父親の言葉がぐっと胸にきました。
伊坂本は特徴的な台詞がすごく多いですが
その中でもかなり印象的だったかも。家族っていーなー!!


何言っているんだかわからない感想になりました･･･。
あ、この作品の読後感の良さは伊坂本でも1番だったかも。
読んだ後はうへーってなりました。


一応ミステリですが
重点は兄弟愛に置かれているのかなー。
是非とも読んでほしい作品です。

伊坂本は本当に面白いなあ。

重力ピエロ (新潮文庫) 伊坂 幸太郎 新潮社 2006-06 by G-Tools

働くって大変

バイト始めました。2年ぶり。
まー･･･あの職場は嫌いではないです。忙しいし。
でも4時間以上集中しまくりなのでクッタクタ。
1日中働いて、それでも1日1冊以上本を読める人が
本当にすごいです。羨ましい。

でも単価が高くなっていたなあ。
もしデニーズとかサイゼとかができたら
客を取られちゃうだろーなー。なーんて。

まー･･･いっぱい稼いで
東京に行った月は働かなくて済むようにはしたいな。
時給が690円だから･･･。3ヶ月でどんくらい貯まるかな。わくわく。

あー･･･でもやらなきゃいけない勉強とか
読まなきゃいけない本がいっぱい＞＜
でもまあ･･･忙しいの好きなので嬉しいです。


ていうか立ちっぱなしなので
足がもう痛すぎます。
この対策･･･何かないかしら･･･。
やっぱりマッサージ？知っている人いたら教えて下さい。

伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』

ああ･･･前のブログで記事に挙げていなかった。

自分は、政治色の強い小説はどうも苦手です。
「そんなものは新書で書いておけ」とか思っちゃうのです。。
なので、「魔王」はだいぶ読むのがキツかった･･･。
政治の考えではちょっと合わないなーと感じていました。

で、このゴールデンスランバーも
序盤は政治色が強くて
最初の100Pを読むのがかなり過酷でした。
この本、かなり分厚いので、読み切れるかな･･･と心配になったものです。

でも、実質の本編ともいう4部が始まってからは
あっというまでした。
とにかくスピード感が凄まじい。
この高揚感は、本好きなら絶対に味わって欲しい！

どこかで、伊坂本の集大成とあったのですが
その通りかもしれません。
印象的な台詞は多すぎて、覚えてられません（あれ･･･？

樋口が車に残したあの言葉が自分はすごく好きですが。

400Pがあっという間です。
時間があるときに、1日で読みましょう!!

ゴールデンスランバー
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