伊坂幸太郎『死神の精度』

初めての伊坂本でした。
本屋大賞から、伊坂さん自身は知っていたけど
どうしても読む勇気がなくって･･･＞＜
そしてブログでオススメ情報を教えてもらい借りてきました。


すっごくよかった！
男性作家の文章ってなかなか読みにくくて苦手とすることが多いのですが
この本は全然平気でした。千葉の性格もあってとても読みやすい。
これは中学生くらいでも楽しんで読めそうな気はしました。
あらゆる年代が楽しめる作品ってすごいですね。

あらすじ云々はもういろいろな人が知っていると思うので割愛します。

短編が１つにまとまっていく手法がとてもよかったです。
そしてどの章にも相応の結末があって。
自分は、「死神と藤田」でもうやみつきになりました・笑（早いか）
短いページでここまで濃縮しているってすごいです。
そしてところどころにぐっとくる台詞があったりして。
本の面白さっていいなあ！としみじみ思ってしまいました。

自分は「恋愛で死神」が１番好きです。
スタンダードかもしれませんが、萩原の最後の台詞は忘れられないかも。
「可」なのか・・・とガックリきましたが、それに更に結末があったりして。

そして、この章が１番好きだったので
最後の章もうれしかったです。
自分はぜんっぜん気づかなかったけどね！


死をテーマにしているのにこの読後感のよさはなんなんだろうな～。
かるーく読めるのに、考えてしまう作品でした！

明日からもまだいっぱい読む本があります。
正直、幸せです。

死神の精度 伊坂 幸太郎 文藝春秋 2005-06-28 by G-Tools

伊坂幸太郎『ラッシュライフ』

このすごい幼稚な感想あげます。


すげー面白かった･･･!!
ていうか、うへあー！って感じになった。
「つなぐ」ってことがこうくるのかー！うぎゃー！！って気分。
しかしなんか物語としては終わっていないような気が･･･。
いや、文芸書はこの余韻こそが良いものなのかもですが。

これは2回目を読むとすごく面白いかも。
パズルミステリって初めてだったのですがすごいですね。
１つ１つピースが揃っていて１つの絵になる･･･。
とても良かったです。

しかし伊坂本は本当に読みやすいなあ。
結構頭がごっちゃになりそうなストーリーなのに
ところどころに工夫があるおかげで整理しながら読めました。
段々と時系列がわかってきて、頭の中で考えるのがすごく快感。
あー本っていいなあ。楽しいなあと思いました。

高校生の内に読めて良かった･･･とつくづく思ってみたり。

黒澤が本当にかっこいいです。
これはフィッシュストーリーも読まなきゃいけないなあ。


なんていうか。
すごく単純に「読んでいて面白い!!読むのが楽しい!!」
って思える作品だと思うの。
なんかこう･･･とにかく先が読みたくなる感じ。
伊坂本の中でも、1番本を読む喜びを感じました。

ラッシュライフ (新潮文庫) 伊坂 幸太郎 新潮社 2005-04 by G-Tools

寝ても寝ても寝ても

明日はマグロ漁解禁なんですね
いやあもう楽しみです!!
「まさか本当にやるとは･･･」って感じでしたが。

でもオフなどで聞く限りでも
とても気合いが入っているようなのですごく楽しみです。
ちゃんと売り子もいるようですしね・笑
応援しています!!公開されたらこちらからもリンク貼りますね。


そいえば
今日読んだ、はるひんのやつはスマタでした。
はるひんでスマタってあったっけ･･･覚えてないや。
スマタってなんか乾燥していると痛そうなんですがどうなんだろ。
明日のマグロ漁の体力差を考慮したスマタが楽しみで仕方がありません・笑


最近は生活が乱れています。
午前授業で早く帰ってこれるのはいいのですが
とにかく眠くって昼寝しまくり。
そして夜に覚醒してずっと本を読んでいるという。

重力ピエロむちゃくちゃ面白いです･･･!!
ああいう風に短く章ごとに分けられているのが
とても新鮮で、そして本を読むワクワク感が満ち溢れます。
ラッシュライフとのリンクも多くってそれもまた面白い。

明日感想書けたらいいなあ。

松本ミーコハウス『恋のまんなか』

あー･･････すっごい好み分かれそう。
すごく「想像力」を有します。

高校生同士で受けは優等生です。
攻めは･･･説明しづらいけど、まあ意地悪な不良って感じ？
どちらも家庭環境に恵まれていないです。
とまあこんな感じからわかるようにハッピーな作品ではない。

とにかくセックスばっかりしています。
若さゆえなのかもしれないけど。
それしか依り所がないかのように。
そして･･･その中にもきっと変化があるんだと思います。

でも･･･自分にはどーも読み取れなかったなあ･･･。
電車で遠くに行く感じとかは好きなんですけどね。
ところどころに「あ、これいいな」と思うシーンはあるのですが
全体からのメッセージが何かちょっとわからなかった。
誰か他の人のレビューを見たら変わるかもしれないです。


人によっては神!!って感じでしょうか。

恋のまんなか (ミリオンコミックス 17 Hertz Series 52) (ミリオンコミックス 17 Hertz Series 52) 松本 ミーコハウス Amazonで詳しく見る by G-Tools

しかし、よくシルフで見ている姿を想像しながらだと
それはそれで面白い見方ができるなあ･･･ｗ鳩かわいいよ鳩。

崎谷はるひ『アオゾラのキモチ―ススメ』

どこを見てもこの本の感想見ません。
今日、本屋に行って初めて知りました。
はるひんなのにねー。一応みんな買ってはいるのか？

とりあえず人柱になろう！と思い購入。
内容は･･････うーん･･････。
はるひん苦手な人には勧められない感じ。

アオゾラのキモチ―ススメ (幻冬舎ルチル文庫) 崎谷 はるひ Amazonで詳しく見る by G-Tools ☆☆(2．5）

同じ専門学校ながら、ファッション科とアニメ科はまるで異文化。アニメ科の北史鶴とファッション科の冲村功は、ある事件をきっかけに親しくなる。史鶴は、最初の恋が最悪の結果となり、次の恋も同棲までした恋人に裏切られ、恋愛に消極的になっていた。冲村に惹かれながらも三度目の恋に臆病になった史鶴は、あきらめようとするが…。