水城せとな『俎上の鯉は二度跳ねる』

感想を書くの何ヶ月ぶりでしょう……。
少なくとも引っ越してから一度も感想書いていなかったな。。

そんなご隠居生活から引き戻してくれたのが
水城さんのこの一冊です。
一冊でBL熱が一気に復活しました

珍しくフォントを弄りたくなってくるこの感覚。。


いやあ発売日に買えばよかったなあとつくづく思います。
とにかくすっごいよかったです。続きます。

俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスアルファ) 水城 せとな 小学館 2009-05-08 by G-Tools

しかし値段がやっすいですねえ。。
この価格はいったいなんなんだろ。
この分厚さでってちょっとびっくりしました。


で、今回もくっついたり離れたりを繰り返す２人。
恭一がキリっとする表情を見せるようになったのが違いなのかしら。
今々瀬は今々瀬でなんか面倒くささアップしているぞ!!もう。

テンポの良い会話に、印象的なシーンがいっぱいにちりばめられていて
もうニタニタが止まりませんでした。恋愛に関することがね。
今々瀬の妄想と、ネガティブ神にはかなり笑いました。
ああもう本当に可愛いなあ!!可愛すぎて死ぬ。

そんな感じで大大大満足な一冊でした。
今々瀬は「絆」を手に入れられたのかなあ。
10年先も20年先も幸せでいてほしいなあと思います。


あとはなんだろ。
気になったのは、恭一の思いかな。
結局、同性愛者になったわけではないんですよね。
だけど今々瀬の思いを受け止めることにしたわけで。

この恭一の心情ってどういうもんだろ。
恭一自身が言っていたように「1番強い流れに押し流されている」
ってことなのかなあ。なんか違うとは思うんだけど。
今々瀬の執念勝ち？いやこれは1巻だよなあ。

いや、何が言いたいかっていうと
ノンケとゲイでの恋愛は起きるのか！ってことなんだけどね。現実だと。
BL界の名文句の「これは男が好きなんじゃない！お前が好きなんだ！」
的な。


まあでも刹那的な感情ではなく
男らしくなった恭一がずっと今々瀬を愛してくれたら文句はありません。