BL小説を読んで4年くらいになりますが
自分のマイベストはこれです。
とにかく・・・好きすぎてたまりませんv
甘酸っぱくて、キュンキュンするこの作品が本当に大好きです。
以下、SDの好きなシーンとその魅力について語ります。
P75
ヒロが侑のことを好きだと自覚するシーン。
このシーンは、侑と桜田が、
自分の伝言から付き合ってしまうことになった後のシーンです。
雨がすごく印象的で、どこかぼんやりした感じです。
自分はBL小説の醍醐味の1つに
「恋を自覚する瞬間」があると思います。
例えそれがノンケでもゲイでもリーマンでも高校生でも
どんな小説でもこの瞬間は訪れると思います。
で、SDのこの瞬間は
7年間の思いにやっとヒロが気付いたという瞬間なんですよね。
ヒロは小3のときに既に侑に恋をしていたのです。
いつから好きになったのだろう。
今じゃない。友達になってから?
映画に誘われてから?モップを手に再会したとき、あの別れの
日、それとも体育館で声をかけられた瞬間__
『ねぇ君何センチ?』
記憶を遡れば、あの日までもどってしまう。
一目惚れなら、自分も桜田と変わらない。
ずっと覚えていたのも、プールに行く予定を忘れたのも...
たぶん忘れた振りをして映画の誘いに乗ったのも、江里口が好
きだからだったんだ。
男なのに、好きになってたから...だったんだ。
SDの帯の「出会って7年、初めて気付いた恋心」に繋がるんですよ~。
自分はこれを読んだとき中学生で
恋愛というものはよくわかりませんでした(今もわからないけど)
そりゃ周りにはオツキアイをしている奴らはいましたけど
自分にはもうずっと来ないんだろうなーとか思っていたり。
だけど、SDを読んで、特にこのヒロがやっと自覚をするシーンを見て
恋に落ちるってこういうことなんだ~となんとなく納得してしまいました。
そして、「片思いでもいいから恋愛というものを自覚してみたい!」
と強く思うようになったり。
すごく変な話なんですけど
SDは自分に恋愛を教えてくれたんです......(なんか違う?笑)
だから、自分はヒロと侑の恋愛を
彼らと同じような年齢で読めてよかったと強く思います。
でも、それだけじゃないんです。
SDの魅力は単なる「高校生モノ」というジャンルで片づけられ
ないことにあるんです。
一般的に、高校生モノ(ここでは高校生同士のBLのことです)
というのは割と避けられがちです(特に、ある程度年齢を重ねた方に)
何故かと聞くと「感性についていけないから」だとか「眩しす
ぎて読めない」とかよく返ってきます。
それに高校生モノは、全寮制!とか学園!とか生徒会!とか
ただそれだけのペラッペラな作品も多いんですよね。
正直、駄作も多いと思います。
でも、SDは違います。
SDは等身大の高校生なんです。
どこにでもいそうな高校生の1つの恋愛を描いているんです。
だからSDには「胸キュン」が生まれるのです。
この胸キュンは誰もが持っている普遍的なものだと思うんです。
それはどこか甘酸っぱい思いかもしれないし
人によっては懐かしいと感じる思いかもしれません。
だからこそ、SDは高校生モノを敬遠している人にこそ読んで欲しい。
みんなにオススメできる高校生モノだと思っています。
その他にも魅力はいっぱいあります!
「携帯電話」というアイテムの使い方も非常に上手いですし
(これは2人が結ばれるキッカケにもなります!)
友人梅野や同級生の桜田もなかなかナイスなキャラです。
書き下ろし部分で出てくるオカマ、麻美の言葉はズシリと心に響くものがあります。
彼らは結局修学旅行で結ばれることになるのですが
このときの2人の会話も大好きですv
ヒロは、携帯のカメラで撮りまくった侑の写真集を
本人に見られてしまい、侑に尋問(?)されるのですが...。
「ねぇ、ヒロ。ヒロって、好きな人いる?」
「うん」
「俺の知ってる人?」
「...たぶん」
「その人とさ、付き合ったりしたいと思わないの?」
「恋人がいる」
「そっか...残念だね。でもたぶん、そいつ...恋人と別
れたんじゃないかな」
「え...」
「友達に『ふしだら』って怒られてから...彼女に電話して
、ひたすら謝って...別れたんじゃないのかな」
ちょっぴり意地悪に攻める侑がもう可愛くって!!
ヒロは結局「......おまえだ」といって告白します。
自分はいつかこの告白をしてみたいです(そんな場面来るのかしら?)
あとやっぱり欠かせないのは
佐倉ハイジさんの挿絵ですね。
ハイジさんの挿絵によりキュンキュン度が何倍にも跳ね上がりました。
好きな作家×好きなレーターは最強だな~って!
自分のマイベストはこれです。
とにかく・・・好きすぎてたまりませんv
甘酸っぱくて、キュンキュンするこの作品が本当に大好きです。
以下、SDの好きなシーンとその魅力について語ります。
P75
ヒロが侑のことを好きだと自覚するシーン。
このシーンは、侑と桜田が、
自分の伝言から付き合ってしまうことになった後のシーンです。
雨がすごく印象的で、どこかぼんやりした感じです。
自分はBL小説の醍醐味の1つに
「恋を自覚する瞬間」があると思います。
例えそれがノンケでもゲイでもリーマンでも高校生でも
どんな小説でもこの瞬間は訪れると思います。
で、SDのこの瞬間は
7年間の思いにやっとヒロが気付いたという瞬間なんですよね。
ヒロは小3のときに既に侑に恋をしていたのです。
いつから好きになったのだろう。
今じゃない。友達になってから?
映画に誘われてから?モップを手に再会したとき、あの別れの
日、それとも体育館で声をかけられた瞬間__
『ねぇ君何センチ?』
記憶を遡れば、あの日までもどってしまう。
一目惚れなら、自分も桜田と変わらない。
ずっと覚えていたのも、プールに行く予定を忘れたのも...
たぶん忘れた振りをして映画の誘いに乗ったのも、江里口が好
きだからだったんだ。
男なのに、好きになってたから...だったんだ。
SDの帯の「出会って7年、初めて気付いた恋心」に繋がるんですよ~。
自分はこれを読んだとき中学生で
恋愛というものはよくわかりませんでした(今もわからないけど)
そりゃ周りにはオツキアイをしている奴らはいましたけど
自分にはもうずっと来ないんだろうなーとか思っていたり。
だけど、SDを読んで、特にこのヒロがやっと自覚をするシーンを見て
恋に落ちるってこういうことなんだ~となんとなく納得してしまいました。
そして、「片思いでもいいから恋愛というものを自覚してみたい!」
と強く思うようになったり。
すごく変な話なんですけど
SDは自分に恋愛を教えてくれたんです......(なんか違う?笑)
だから、自分はヒロと侑の恋愛を
彼らと同じような年齢で読めてよかったと強く思います。
でも、それだけじゃないんです。
SDの魅力は単なる「高校生モノ」というジャンルで片づけられ
ないことにあるんです。
一般的に、高校生モノ(ここでは高校生同士のBLのことです)
というのは割と避けられがちです(特に、ある程度年齢を重ねた方に)
何故かと聞くと「感性についていけないから」だとか「眩しす
ぎて読めない」とかよく返ってきます。
それに高校生モノは、全寮制!とか学園!とか生徒会!とか
ただそれだけのペラッペラな作品も多いんですよね。
正直、駄作も多いと思います。
でも、SDは違います。
SDは等身大の高校生なんです。
どこにでもいそうな高校生の1つの恋愛を描いているんです。
だからSDには「胸キュン」が生まれるのです。
この胸キュンは誰もが持っている普遍的なものだと思うんです。
それはどこか甘酸っぱい思いかもしれないし
人によっては懐かしいと感じる思いかもしれません。
だからこそ、SDは高校生モノを敬遠している人にこそ読んで欲しい。
みんなにオススメできる高校生モノだと思っています。
その他にも魅力はいっぱいあります!
「携帯電話」というアイテムの使い方も非常に上手いですし
(これは2人が結ばれるキッカケにもなります!)
友人梅野や同級生の桜田もなかなかナイスなキャラです。
書き下ろし部分で出てくるオカマ、麻美の言葉はズシリと心に響くものがあります。
彼らは結局修学旅行で結ばれることになるのですが
このときの2人の会話も大好きですv
ヒロは、携帯のカメラで撮りまくった侑の写真集を
本人に見られてしまい、侑に尋問(?)されるのですが...。
「ねぇ、ヒロ。ヒロって、好きな人いる?」
「うん」
「俺の知ってる人?」
「...たぶん」
「その人とさ、付き合ったりしたいと思わないの?」
「恋人がいる」
「そっか...残念だね。でもたぶん、そいつ...恋人と別
れたんじゃないかな」
「え...」
「友達に『ふしだら』って怒られてから...彼女に電話して
、ひたすら謝って...別れたんじゃないのかな」
ちょっぴり意地悪に攻める侑がもう可愛くって!!
ヒロは結局「......おまえだ」といって告白します。
自分はいつかこの告白をしてみたいです(そんな場面来るのかしら?)
あとやっぱり欠かせないのは
佐倉ハイジさんの挿絵ですね。
ハイジさんの挿絵によりキュンキュン度が何倍にも跳ね上がりました。
好きな作家×好きなレーターは最強だな~って!
セブンティーン・ドロップス (新書館ディアプラス文庫) 砂原 糖子 Amazonで詳しく見る by G-Tools ☆☆☆☆☆ |
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
リンク
プロフィール
HN:
氷雨(ひさめ)
性別:
男性
自己紹介:
BL小説がメインですが
一般小説や一般漫画も普通に読みます。
オススメ情報はいつでも募集中。
好き作家
・砂原糖子さん
・木原音瀬さん
・月村奎さん
・高遠琉加さん
・いつき朔夜さん
その他大勢
好き漫画家・レーター
・佐倉ハイジさん
・京山あつきさん
・鈴木ツタさん
・富士山ひょうたさん
・高星麻子さん
・片岡ケイコさん
一般作家
・伊坂幸太郎
一般漫画
・おおきく振りかぶって
・しゃにむにGo!
他にもいっぱい。
あと、にわかサンホラーです。
完璧なBaroqueを目指し練習中。
一般小説や一般漫画も普通に読みます。
オススメ情報はいつでも募集中。
好き作家
・砂原糖子さん
・木原音瀬さん
・月村奎さん
・高遠琉加さん
・いつき朔夜さん
その他大勢
好き漫画家・レーター
・佐倉ハイジさん
・京山あつきさん
・鈴木ツタさん
・富士山ひょうたさん
・高星麻子さん
・片岡ケイコさん
一般作家
・伊坂幸太郎
一般漫画
・おおきく振りかぶって
・しゃにむにGo!
他にもいっぱい。
あと、にわかサンホラーです。
完璧なBaroqueを目指し練習中。
カウンター
RECOMMEND
ブログ内検索
ちょこっと掲示板
メルフォレスはここに