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大学生腐男子によるBL小説レビューなど。 他にも日常ネタ多数。やや更新停滞気味。。
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ひっさしぶりの一般本はまだ読んでいなかった伊坂本からです。
ガッコの図書館に入ってはいたのですが
常に借りられていて…。見つけたときは嬉しかったです。
あとはいついってもないフィッシュストーリーだなあ。どこにあんだよ。


この本は、3年後に小惑星が衝突して世界が破滅する…という話です。
というとなんだかすごいSFちっくになりますが全然違います。
もし煽り文をつけるなら「3年後世界が破滅するなら、あなたならどう過ごしますか?」って感じでしょうか。
全8編の短編集で色々な人が出てきます。

じんわりとくる良作でした。

終末のフール終末のフール
伊坂 幸太郎


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☆☆☆☆

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めっちゃ面白かった・・・!!

フォントをオレンジにしちゃうほど。
あー・・・これは伊坂本の中でも1位2位を争うくらい好きかも。
ミステリーなんだけど、家族愛なんです。
ちょっぴり曲がった読み方をできるのも嬉しい・・・!!
泉水受けだよね・・・?お兄ちゃん大好き・笑

あらすじはまあおいといて
この話は短い章みたいに分かれています。
何個あったんだろ。30個くらい?もっとある?
だから分厚いけどすごくテンポが良かった。
過去のエピソードがところどころに入っているのですが
こういう書き方だったので、まったく混乱しなかったです。

そのエピソードの1つ1つが面白い。
父・母・泉水・春・・・全員が全員すごく特徴的。
とにかくどんどん読み進めていきたい面白さがありました。

この作品は「遺伝子」が重要視されています。
アデニンとかシトシンとか、詳しい説明もあったりして。
自分は生物Ⅱまでやっていたので、大体わかりました。
だからこそ・・・この作品に親近感湧いたのかなあ。。
遺伝子はとても面白いです。
この作品を読んでいたら生物ももっと面白かったんだろうなあ。

まあ・・その遺伝子との絡みですが
最後の父親の言葉がぐっと胸にきました。
伊坂本は特徴的な台詞がすごく多いですが
その中でもかなり印象的だったかも。家族っていーなー!!


何言っているんだかわからない感想になりました・・・。
あ、この作品の読後感の良さは伊坂本でも1番だったかも。
読んだ後はうへーってなりました。


一応ミステリですが
重点は兄弟愛に置かれているのかなー。
是非とも読んでほしい作品です。

伊坂本は本当に面白いなあ。


4101250235重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社 2006-06

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ああ・・・前のブログで記事に挙げていなかった。

自分は、政治色の強い小説はどうも苦手です。
「そんなものは新書で書いておけ」とか思っちゃうのです。。
なので、「魔王」はだいぶ読むのがキツかった・・・。
政治の考えではちょっと合わないなーと感じていました。

で、このゴールデンスランバーも
序盤は政治色が強くて
最初の100Pを読むのがかなり過酷でした。
この本、かなり分厚いので、読み切れるかな・・・と心配になったものです。

でも、実質の本編ともいう4部が始まってからは
あっというまでした。
とにかくスピード感が凄まじい。
この高揚感は、本好きなら絶対に味わって欲しい!

どこかで、伊坂本の集大成とあったのですが
その通りかもしれません。
印象的な台詞は多すぎて、覚えてられません(あれ・・・?

樋口が車に残したあの言葉が自分はすごく好きですが。

400Pがあっという間です。
時間があるときに、1日で読みましょう!!


ゴールデンスランバー
ゴールデンスランバー伊坂 幸太郎

新潮社 2007-11-29
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おすすめ平均 star
star得意の時間軸を行ったり来たり
star小さな善意の積み重ねが物語を進めている
star久々の小説読書でした

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初めての伊坂本でした。
本屋大賞から、伊坂さん自身は知っていたけど
どうしても読む勇気がなくって・・・><
そしてブログでオススメ情報を教えてもらい借りてきました。


すっごくよかった!
男性作家の文章ってなかなか読みにくくて苦手とすることが多いのですが
この本は全然平気でした。千葉の性格もあってとても読みやすい。
これは中学生くらいでも楽しんで読めそうな気はしました。
あらゆる年代が楽しめる作品ってすごいですね。

あらすじ云々はもういろいろな人が知っていると思うので割愛します。

短編が1つにまとまっていく手法がとてもよかったです。
そしてどの章にも相応の結末があって。
自分は、「死神と藤田」でもうやみつきになりました・笑(早いか)
短いページでここまで濃縮しているってすごいです。
そしてところどころにぐっとくる台詞があったりして。
本の面白さっていいなあ!としみじみ思ってしまいました。

自分は「恋愛で死神」が1番好きです。
スタンダードかもしれませんが、萩原の最後の台詞は忘れられないかも。
「可」なのか・・・とガックリきましたが、それに更に結末があったりして。

そして、この章が1番好きだったので
最後の章もうれしかったです。
自分はぜんっぜん気づかなかったけどね!


死をテーマにしているのにこの読後感のよさはなんなんだろうな~。
かるーく読めるのに、考えてしまう作品でした!

明日からもまだいっぱい読む本があります。
正直、幸せです。


4163239804死神の精度
伊坂 幸太郎
文藝春秋 2005-06-28

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このすごい幼稚な感想あげます。


すげー面白かった・・・!!
ていうか、うへあー!って感じになった。
「つなぐ」ってことがこうくるのかー!うぎゃー!!って気分。
しかしなんか物語としては終わっていないような気が・・・。
いや、文芸書はこの余韻こそが良いものなのかもですが。

これは2回目を読むとすごく面白いかも。
パズルミステリって初めてだったのですがすごいですね。
1つ1つピースが揃っていて1つの絵になる・・・。
とても良かったです。

しかし伊坂本は本当に読みやすいなあ。
結構頭がごっちゃになりそうなストーリーなのに
ところどころに工夫があるおかげで整理しながら読めました。
段々と時系列がわかってきて、頭の中で考えるのがすごく快感。
あー本っていいなあ。楽しいなあと思いました。

高校生の内に読めて良かった・・・とつくづく思ってみたり。

黒澤が本当にかっこいいです。
これはフィッシュストーリーも読まなきゃいけないなあ。


なんていうか。
すごく単純に「読んでいて面白い!!読むのが楽しい!!」
って思える作品だと思うの。
なんかこう・・・とにかく先が読みたくなる感じ。
伊坂本の中でも、1番本を読む喜びを感じました。

4101250227ラッシュライフ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社 2005-04

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一般小説や一般漫画も普通に読みます。
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あと、にわかサンホラーです。
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