木原音瀬『夜をわたる月の船』

毎度毎度亀以下の更新ペースですみません。。
最近クイズと飲みとバイトしかしていないような気がする。
うーん。あ、一応勉強も。

今日はでも池袋まで遊びにいきました。そしたらあったのですよ！木原本新刊が!!
東京に住んでいて良かったと思った瞬間でした。
北海道じゃ絶対あり得なかったからなー。
というわけで木原本フラゲ日記です。
 
が、かなり重かった……痛いよりも重い……。
 

夜をわたる月の船 (Holly NOVELS) 日高 ショーコ 蒼竜社 2009-11-20 by G-Tools ☆☆☆

あらすじ

心に深い闇をもった男の過去とは? 心の救いを描いたヒューマンラブストーリー。

ある日、河瀬は上司の柴岡に人事異動をたてにセックスを強要された。
どうしても企画部に異動したい河瀬は、たった一度きりで自分の望みが叶うならと、男と寝ることに同意するが…。

とりあえず言いたいのは
日高ショーコさん挿絵だからって「美しいこと」みたいなのを期待していたら痛い目に遭うぞ!!
おじさん受だからって「NOW HERE」、みたいのを期待していたら痛い目に遭うぞ!!です。
地雷要素と取られるところもいくつかあります。まあこれぞ木原本!!なのかなあ??

二段組なのでかなりボリュームはあります。
内容も相まって読むのにかなり時間がかかった……。
木原さんもあとがきで言っていましたが本当に魔性のおっさんが心を開いてくれないんだもん!!

しいていうならば、ややメンヘラちっくで心に深い闇を持っている魔性のおじさん受け
攻めは普通のノンケです。ごくごく普通のノンケでした。もちろん……だけどね!!

もう読んで下さいとしか言いようがないかもしれません。
精神的な痛さがだらだらとねちっこく続きます。。
この重い痛さが快感に変わればきっといいんだろうなあ…。

BLでこれが許されるのは木原さんだけだなあ…とつくづく思ってしまいます。
今回は恋愛と痛さというよりも人間の痛さに重きがあるのかなあ。
おっさんが何を考えて生きてきたのか！的な？
この辺は想像力を働かせないとどうしようもなさそうです。
考えるだけの価値がある作品だと思う。投げかけられているのかな？

あのおっさんの死にたがりっぷりは本当にもう。。
あと河瀬を気に入った理由ってなんか他にもある気がするんだよなあ。


ただ自分はどうも冗長に感じちゃいました。
なんかモヤモヤしてしまってもう!!
これは様々なブログ様の感想を見るのが楽しみです。


ああでもエロには大満足です。
割と最後の最後までお預けされるのですが
なんかもう……性欲満載のおっさん……たまらん……（よだれ）

超変化球の行為シーンはほんと満足度高かったです!!