1993年の夏休みのこと（同人誌）

まずもう読めて嬉しい･･･!!
そして内容にも萌えました。
「夜明け～」の黒石ってどういう男かどうも掴みづらかったのですが
素直でまっすぐな人間だったんなあと思いました。

･･･まあ夜明け～の記憶が結構薄れているのですが。。
これこれ読んだ後読み返したらまた違った面白さがありそうです。


内容は･･･
プラトニックです。
キスの１つもありゃしない･･･!!
しかし、「友達から始める」の初々しさがもうキュンキュンきました。
まさか中学生同士にこんなに萌えるとは思わなかった。
顔にコンプレックスがあって自分自身が嫌いだった白坂が初めて感じるといってもいい
充実した瞬間なんですよね。そういうのが伝わってきました。

あのあと･･･ああいうのが起きるのかあと思うと
本当に可哀相に思えてきてしまいます。
ノスタルジックな田舎の風景と相まって
そこに更にキュン･･･みたいな。

そして相変わらず
砂原さんの同人誌のラスト２ページの威力はすごいです。

ただ、今は黒石の顔をもっと見たいと思った。
もう少し。あと少しだけ、黒石がこっちを向かないでくれればいい。
そうしたら、自分は俯かずにちゃんと顔を上げていられる。

段々とコイゴコロを実感していく姿っていいですよね。
ただ姿を見ているだけでいい･･･なんか納得してしまいました。
砂原さんの描く学生がやっぱり好きです。。


あと期待していた真夜中～の新二も良かった･･･!!
新二･･･可愛いよ新二。
一生懸命部活に打ち込んでいて
そして１人で泣いている姿がもうね。
そしていたずらっ子も健在って感じで。
とにかく可愛かったなあ。


大満足の１冊でした！
今日は夜明け～でも再読しようかな。

ヤクザとネバーランド

My favorite作家の砂原さんの新刊･･･!!
でもまあ自分があんまし読まないヤクザものなんですよね。

で･･･感想。
自分には終盤の展開がどーしても合わなかった･･･。。
序盤・中盤がとっても面白くて
そして攻めが自分の大好きなカタブツ一途系で
良い小説だなあ･･･って思っていた分･･･終盤の展開に全然ついていけなくなりました。
序盤のほのぼのヤクザはすごく好みで自分は食わず嫌いだったんだなーって思ったんですけどね。
終盤結構バイオレンスなきつーい展開になります。
なんか某プロテタリア文学みたいなのを思い出してしまい･･･
マジでか??と思い全然集中できなくなってしまったのです。。自分はまだまだかな。
せっかくならほのぼのでそのまま行って欲しかった･･･それが本音かな。

なんていうか･･･
自分はドラマを見ていないのですが
セーラー服と機関銃･･･？みたいな感じ??組長のノリとかはね。

幼少期の思い出がドンドンよみがえっていく･･･っていう感じは
センメンタル・セクスアリスとよく似ていますかね。
結構衝撃の過去ではありましたが･･･笑

でも好きなシーンもあります。
最初はヤクザってことで忌み嫌っていた組員と
だんだんと打ち解けあっていく姿はなかなかよかったなあ。
アオがかなり好きです。クレープ屋のエピソードは良かったなあ。

まあもう一度見直したらまた感想も変わるかな？
とりあえず初見では「あれ？」って感じで
終盤結構飛ばしてしまった･･･。エロもなかなか素敵だった･･･かな？
「実はずっと好きだった」っていうノリ本当に好きなんです･･･!!
砂原さんの文章はやっぱり好きだなあ。次回に期待です。

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センチメンタル・セクスアリス

砂原さんの新刊です。
これの意味ってなんなんでしょうね。。
セクスアリス･･･英英辞典にも載ってませんでした；
調べたら森鴎外の小説のタイトルに使われていて･･･
VITA SEXUALISで性的生活･･･。
ここでのセンチメンタルは「感じやすい」と訳すべきでしょうか。
本編読んだ人にはわかる･･･。いや別に「感傷的」でもいいんですけど。

感じやすい性生活･･･？

なんかすごいことになりました。
まぁ語感はいいですよね。語感からきたんですよね!!うん。

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斜め向かいのヘヴン

放置していました。
買ったのは初めての給料が入ったときだから･･･
一ヶ月半前･･･？うーむ。

自分の中での吸血鬼は高月まつりさんなんですよね。
どうも人外設定はテンションが高くて･･･
ついていけなくなることが多いので
セブンティーンドロップスであれだけ
万歳とかしておきながら全然読む気にならなかったのですが･･･

思いこみは危険だ!!そんなことを実感しました。


ちなみに「はすむかい」です。

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ラズストーリーで会いましょう

雑誌の編集×恋愛小説家です。年下攻めです。
割とありがちな設定かもしませんが
攻めは実はボンボンだったり受けは実は２９才童貞だったりと
さすが砂原さん。一味違う！

で、何か仮想デートをしたりなんだりするのですが
受けの庭中先生がすっごく可愛いのです。
何でもキッチリと予定を立て、その通りにならないと嫌という変人なのです。
そしていろいろとすっごくズレています。
だけどすっごく素直で、初めての恋なんですけどいちいち…萌えます。
ええ童貞萌えですとも。感度の良い初物とかすっごい萌えました。
行為シーンはこの作品なんだか気合入っていますよ！
完全に恋愛をテーマにしている作品だからかな？

攻めの上芝も魅力ある人物でした。
庭中への返し方とかええなあ。たこ焼きええなあ。
下巻番外編の「何で性格は変化球なのに、言葉は直球なんですか」っていう台詞がやけにツボです。

とにかくかわいらしいラブストーリーでした。
付き合うまでがなかなか長いんですがだいぶ楽しめました。
視点変更がとっても多いのですが、あまり混乱せず、２人の気持ちを読めて満足です。


で、下巻の番外編のサブカプもすごく良かった！
本編への八川（受け）はズケズケと庭中先生へ物を言い、ちょっとウザかったのですが
この話を読んで変わりました。ああ・・・もう愛すしかない！

サブカプの話って何でこんなに面白いのでしょう。
職人肌っぽい看護士×ホモです。
告白シーンは相当キュンキュンしました。こっちが照れてしまった！


絶版で入りづらいかもしれませんが
読む価値はあります。
貸してくれたＫさんありがとうございました～！

ラブストーリーで会いましょう (上) (アイスノベルズ) 明森 ひびか オークラ出版 2004-06-12 by G-Tools ☆☆☆☆